とある電気技術者の資格挑戦記

電気、情報系の資格のこと、仕事のこととか

電験三種合格体験記

電験三種。
電気職公務員にとっては最もポピュラーかつ取得者が多い資格だと思います。


私は平成28年度に受験を開始し、平成30年度に試験合格しました。
足掛け3年というのは決して早い方ではなく、良い例ではないかもしれません。

当初立てた計画

1年全科目合格は難しいと思っていたので、2年計画で1年目で最低2科目、2年目で残りを取るという計画を立てました。また、機械は最難関というイメージがあったので、1年目はスルーすることにしました。

1年目(平成28年度)

科目 点数 合否
理論 50 不合格
電力 55 合格
機械 50 不合格
法規 64 合格

4科目受験。「電力」、「法規」科目合格、「理論」、「機械」不合格。
最低2科目合格という目標は達成できたものの、悔いの残る結果でした。
法規はともかく電力はボーダーの55点。おまけで合格をもらったような複雑な気分でした。
また、理論は公務員試験受験時に勉強していたので受かるだろうと甘く見た結果50点の不合格。


機械は不勉強で挑んだので受かるつもりはありませんでしたが、一問足らずの50点。
運で合格しても意味はないと思いつつも、例年にないサービス年だったようで、翌年度難化する可能性を考えると「もう一問とれれば」と思わずにはいられませんでした。


ただ、点数だけを見ると、不合格科目含めて各科目満遍なくとれているように思えます。
「この調子でいけば来年余裕じゃん」という当時の油断が、2年目の失敗につながることになりますが、当時の私は知りませんでした。

2年目(平成29年度)

科目 点数 合否
理論 65 合格
電力 --- 免除
機械 50 不合格
法規 --- 免除

2科目受験。「理論」科目合格、「機械」不合格。
理論は65点をマークできたものの、機械は勉強をしたはずなのに前年と全く同じ50点。
前年との難易度の違いはあれど、「一年間何をやってきたんだろう」と自分が情けなくなりました。


変圧器、直流機、誘導機、同期機の違いを説明する文章問題がありましたが、ここで悩んでしまうこと自体、根本的に理解できていないなと感じました。
電験合格への道のりの厳しさを痛感した一年でした。

3年目(平成30年度)

科目 点数 合否
理論 --- 免除
電力 --- 免除
機械 75 合格
法規 --- 免除

1科目受験。「機械」合格。
この年落としたら科目合格消失というプレッシャーは同じ境遇の人には分かると思います。
「受かりたい」というよりも「もう落としたくない」という思いが強かったでしょうか。
勉強の成果は、他合格科目よりも高い75点という点数に現れました。

総括

振り返ってみると、私の科目取得順は非効率的でオススメできません。
他科目のベースにもなる理論はやはり最初にとっておくべきですし、機械を最後に残すのは精神的に良くないです(笑)


これから受験される方、科目の取得順番は計画的に考えることをオススメします。
(計画通りに行かないところもこの資格の難しいところですが・・・)