とある電気技術者の資格挑戦記

電気、情報系の資格のこと、仕事のこととか

電験二種二次試験を受けてきました

11月13日、令和4年度電験二種二次試験を受験してきました。
これまで2か月程度、可能な限りの準備をして当日を迎えました。
感触としては、(部分点があったとしても)合格ラインには届かないレベルですが、次回に向けての反省点や受けてみて得られたものも多くありました。

電力・管理

大問6問中、4題を選択します。
まず選択したのは問6。需要率や負荷率を計算する問題で、比較的得点しやすそうだったので選択、8割程度は解答できたと思っています。
続いて選択したのは問1。水力発電の出力の公式が分かっていれば解けそうと思いましたが、オンピーク時とオフピーク時の解釈を間違えていたようで、誤答。部分点がどこまでもらえるかですが、正直期待できそうにありません。
論述問題は問3と問4を選択。部分点でも取れればと単語を並べてそれらしく解答しましたが、的外れな解答をしているところも多くあり、手ごたえは微妙です。
得点率としては4~5割程度とれている程度かと思います。

機械・制御

大問4問中、2題を選択します。
パワーエレクトロニクスは捨てていたので、問1の誘導機から着手。
公式が分かっていれば当てはめていくだけだと思っていましたが、これに苦戦。
例えば電流を求める問題。明らかに大きい桁数の答えになる→自分の回答に疑心暗鬼になる→序盤の問題に手戻りする→時間ばかりがかかってしまう、という悪循環に陥り、まともに解答できたのはすべりの問題だけという結末です。
さらには問4の自動制御。問1に時間をかけすぎてしまい、充分な時間がない中だったので、計算ミスの連続。自動制御は素直な問題も多く、多くの受験者が得点源にしている分野で、私も重点的に勉強してきた分野だったからこそ、悔いの残る結果でした。
得点率としては4割程度あればいいかなという感触です。


全体を振り返って

電験受験歴は長いですが、初挑戦となる2種2次試験の難易度の高さを痛感しました。
特に機械・制御科目は時間が非常に短い中で、選択する問題を見極める能力と計算を短時間で正確に行う能力が必要になると感じました。
受験してみて得られたものも多くあるので、来年度は雪辱を果たせるよう頑張っていきたいと思います。