とある電気技術者の資格挑戦記

電気、情報系の資格のこと、仕事のこととか

公務員の資格取得事情

技術系公務員には、資格を積極的に取得する人と、ほとんど取得しない人の2種類に別れます。
前者については、人によってはとことん積極的で、技術士や電験二種等、難関の資格を取得している人もいます。同じ職員として心から尊敬します。
一方、取得しない人はほとんど興味を示しません。同じ電気の職種でも、電験三種を持っていない(受験しようとしない)人も少なからずいます。


難関の資格を所持しているからといって、その職員が必ずしも仕事ができるというわけではないですし、民間のように資格手当もなければ、資格を取得しても人事評価に反映されにくいことを考えると、取得しない側の主張も仕方ないのかなと思います。


私も、こうしたブログを書いている以上、資格を取得する側に属していると思いますが、どこまで業務で活かせているか悩むこともあります。
それでも、工事の発注や施設の維持管理業務を遂行する上で、業者と少しでも対等に話ができるようになる点で、意味のあるものだと思っています。「発注側が何も分かりません」では、国民や市民への説明責任が果たせませんし、そもそも技術職員の存在意義がなくなります。


「仕事をする上で一定の知識は必要となるので、専門分野の資格を積極的にとってほしい。電気であれば電験三種は多くの人に取得してほしい」
これは採用一年目の時、技術職員の集まる研修で、ある先輩職員から言われた言葉です。
技術は経験を積んでいくことで自然に身に付いていくものもありますが、断片的・局所的な知識になりがちです。技術を体系的に学び、それを証明する術として資格取得は一番の近道だと思います。